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[エンタメ]

日本人歌手もカバー、チン・コン・ソンの名曲「ジエムスア」のエピソード

2015/11/28 05:51 JST更新

(C)Doi song & phap luat、ソン氏(左)と歌手カイン・リー
(C)Doi song & phap luat、ソン氏(左)と歌手カイン・リー
 ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン氏(1939~2001年)が1960年に作詞作曲した歌曲「ジエムスア(Diem xua)」は、ソン氏の数百曲あるラブソングの中でも最も有名な作品の一つだ。  この歌曲は若き日のソン氏が、北中部トゥアティエン・フエ省フエ市に家族と共に移住して来たハノイの少女ゴ・ブー・ビック・ジエムさんに密かに想いを寄せたことに着想を得て生まれたとされる。  国内外の多くの有名歌手によって歌われてきたが、越僑の女性歌手カイン・リーが1974年に国内で発売したカセットテープ版「ソンカー7(Song Ca 7)」に収録された「ジエムスア」が、心に最も響くと評価されている。  カイン・リーは1970年に開かれた大阪万博に出演し、日本語で「ジエムスア(邦題:雨に消えたあなた(美しい昔)」を披露、同年にレコードも発売された。1978年には近藤紘一原作のNHKドラマ「サイゴンから来た妻と娘」の主題歌に使われた。  その後、演歌歌手の天童よしみが日本語版をカバーし、2002年8月にNHKの番組企画としてベトナムでこの歌を歌った。天童よしみは2003年9月に「美しい昔」を収録したCDを発売している。  

[Doi song & phap luat,06:02 AM, 10-11-2015,O]
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