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[エンタメ]

劇団民藝の新作「異邦人」、ベトナム人技能実習生との交流描く―9~10月に新宿で公演

2019/07/29 04:30 JST更新

(C) 劇団民藝
(C) 劇団民藝
 劇団民藝は9月26日から10月7日まで、ベトナム人技能実習生と日本人家族の心の交流を描く演劇作品「異邦人」を東京の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演する。全12公演で、期間中約5000人の来場者を見込む。

 「異邦人」は、現代社会の諸問題を通して日本人の本質を鋭く衝いてきた中津留章仁氏が作・演出を手掛ける新作。経済優先に走る経営者家族を描いた「篦棒」(2016年)に続く民藝書き下ろし第2作となる。

 物語は地方の小さな町で家族経営する庶民的な洋食屋さんを舞台に展開し、日本人家族とベトナム人技能実習生たちの心の交流を描く。この作品では、「労働力」としてではなく、異なる文化を持つ人間同士として触れ合うことで生じる摩擦や感情を辿り、「島国」日本に暮らす日本人の根底にある意識を浮き彫りにし、共生の道を探る。

【あらすじ】
村本早苗と哲夫の夫婦は、ある地方の小さな町で食堂を営んでいる。お客は、近くの工場の従業員や近隣の農家や勤め人といった庶民的なお店。娘の友紀は役場に職を得て、息子の涼太は見習いコックとして哲夫の下で修行中だ。常連のお客は近くの工場の社員たちや農家の人びとで、以前は客足が絶えない店だったが、最近オープンしたばかりのネパール人カレー屋に押され気味。そんな時、店にグエンとチエンというベトナム人が現れる。「技能実習生」として農家で働くグエンと、工場で働くチエン。グエンのつくるカレーは絶品だった。早苗と哲夫は、新メニューに加える決断をするのだが……。

【出演者】樫山文枝、中地美佐子、小杉勇二、齊藤尊史、神敏将ほか

【上演期間】2019年9月26日(木)〜10月7日(月)

【劇場】紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿南口/代々木東口)

【チケット】全席指定席、税込
一般6300円/夜チケット4200円(夜公演のみ)
U25(25歳以下)3150円(要証明書)/高校生以下1000円(要証明書)

【申し込み先】劇団民藝:電話044-987-7711(月〜土、10時〜18時)
※ぴあ、ローソン、eプラス、キノチケなどのプレイガイドでも取り扱いあり。
※前売開始は8月14日(水)から。

 詳細は、劇団民藝ウェブサイト内のページを参照。 

[2019年7月25日 ベトジョーニュース A]
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