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[エンタメ]

映画「ハイ・フォン」、アカデミー賞「国際長編映画賞」のベトナム代表に選出

2019/09/26 06:33 JST更新

(C) tienphong
(C) tienphong
 ゴ・タイン・バン(Ngo Thanh Van)主演のベトナム映画「ハイ・フォン(原題:Hai Phuong、英題:Furie)」が、第92回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれた。同部門の日本代表は新海誠監督作の「天気の子」。

 ゴ・タイン・バンはノミネート候補選出の知らせを受けて、「作品が選ばれたことを光栄に思う。世界に知られるベトナム映画をもっと作っていきたい」と喜びを語った。ノミネート発表は2020年1月13日で、各国の代表作品の中から5作品が選ばれる。授賞式は2月9日(いずれも米国現地時間)。

 ゴ・タイン・バンが出演・プロデュースする作品がアカデミー賞のノミネート候補に選ばれるのは、「サイゴン・クチュール(仕立て屋 サイゴンを生きる、原題:Co Ba Sai Gon、英題:The Tailor)」(2017年11月公開)に続いて2年連続2回目となる。「サイゴン・クチュール」は第91回の「外国語映画賞(第92回から国際長編映画賞に名称変更)」のノミネート候補に選ばれたが、惜しくも本選へのノミネートを逃した。

 過去に本選にノミネートされたベトナム映画は、トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)監督作の「青いパパイヤの香り(原題:Mui Du Du Xanh、英題:The Scent of Green Papaya)」(1993年公開)の1本のみに留まっている。

 「ハイ・フォン」は、レ・バン・キエット(Le Van Kiet)監督が手掛けた作品。ゴ・タイン・バンは主演とともにプロデューサーも務めている。ベトナムでは2月に公開され、その後は米国とカナダでも公開された。さらに日本でも3月に開催された「第14回大阪アジアン映画祭(Osaka Asian Film Festival 2019)」で初めて上映された。

 ベトナムでの興行収入は2000億VND(約9億3500万円)を超え、2019年9月時点でベトナム映画の興行収入ランキングのトップに立っている。5月からは映像ストリーミングサービス「ネットフリックス(Netflix)」でも配信されている。ネットフリックスでの日本語タイトルは「ハイ・フォン: ママは元ギャング」。 

[VnExpress 16:06 24/09/2019 / VOV 15:36 24/09/2019, A]
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