ベトナム映画協会主催のカイトアワード、「輝かしき灰」が4冠 [エンタメ]

　南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市でこのほど、ベトナム映画を表彰するベトナム映画協会主催の「カイトアワード2023(Kite Awards 2023)」の表彰式が開催された。今年のカイトアワードでは、2022年と2023年の映画やドラマを対象に、各賞が発表された。

　長編映画部門では、ブイ・タック・チュエン(Bui Thac Chuyen)監督による2022年12月公開の「輝かしき灰(原題：Tro Tan Ruc Ro、英題：Glorious Ashes)」が、最優秀作品賞にあたるゴールデンカイト賞と監督賞、撮影賞、助演女優賞の4冠に輝いた。

　ゴールデンカイト賞に続くシルバーカイト賞は、ブー・ゴック・ダン(Vu Ngoc Dang)監督による2023年4月公開の「Con Nhot Mot Chong」と、人気男性コメディアンのチャン・タイン(Tran Thanh)監督による2023年1月公開の「Nha Ba Nu(英題：The House of No Man)」が受賞した。「Nha Ba Nu」は脚本賞とのダブル受賞となった。なお、「Nha Ba Nu」はベトナム映画の歴代興行収入ランキングで1位に立っている。

　また、主演男優賞は「Con Nhot Mot Chong」のタイ・ホア(Thai Hoa)、助演女優賞は同じく「Con Nhot Mot Chong」のトゥー・チャン(Thu Trang)が受賞した。

　カイトアワードは、「カイトアワード2002」として2003年3月に初めて開催された。2022年を除いて毎年開催されており、今回が21回目となった。

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