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[エンタメ]

日本映画「道草キッチン」、第3回ダナン・アジアン映画祭に招待

2025/07/02 05:30 JST更新

(C) キョウタス
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 白羽弥仁監督の映画「道草キッチン」が、南中部沿岸地方ダナン市で6月29日に開幕した「第3回ダナン・アジアン映画祭」のパノラマ部門に招待された。あわせて、ベトナム版ポスターが解禁された。日本では2025年秋に全国公開される予定だ。

 「道草キッチン」は、主人公の日本人女性が、移住先の地元の人々やベトナム人たち、そしてベトナム料理を通じて、自分の生き方を見つめ直す物語だ。作家、俳優、歌手などマルチに活躍する中江有里が26年ぶりに主演を務め、日本国内外で活躍する俳優やミュージシャンたちが集結した作品となっている。

 「第3回ダナン・アジアン映画祭」への招待にあたり、白羽監督は「本作は日本に住むベトナム人の50年の歴史をストーリーの底流に埋め込んでいます。本作が選ばれ、ワールド・プレミアをダナン市で迎えられるということは、映画祭関係者の方々が本作のテーマをきちんと汲んでくださったからだと理解しています。この栄誉に心より感謝いたします」とコメントした。

 映画の詳細は公式ウェブサイトを参照。

【ストーリー】

更年期症状に悩む50歳独身の桂木さん。
この先どうして生きていこうかしら。

 都会で小さな喫茶店を営む主人公・桂木立(りつ)。

 家族や親戚もいない彼女は、余生を1人で生きていこうと決めていた。そんな折、再開発の影響でお店は立ち退きを余儀なくされ、閉店に。さらに、健康上の問題も重なり、将来への不安を抱え、茫然とする立。そこに突然、吉野川市から相続に関する通知が届いたことを機に、徳島への移住を決めた。

 この映画は、主人公の立が初めて訪れる徳島の地で、様々な事情を抱えた地元の人々や、懸命に日本で生きるベトナム人たち、そして自然豊かな食材をもとに作られるベトナム料理を通じた至福の時間を経て、徐々に自分自身の中にある過去のわだかまりと真摯に向き合い、自分の生き方を見つめ直す、そんな女性の物語だ。


 

[2025年6月26日 株式会社キョウタスニュースリリース A]
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