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[経済]

コカ・コーラとペプシがベトナム炭酸飲料市場を席巻、地場企業は生き残りを賭け隙間市場開拓

2013/06/17 13:18 JST更新

(C)Viet Bao
(C)Viet Bao
 コカ・コーラとペプシは現在、瓶入り炭酸飲料のキャンペーン・セールを実施しており、ホーチミン市周辺各省での販売価格を大幅に値下げしている。瓶入り飲料はペットボトルや缶入り飲料と比べて割安なため、ベトナムの飲料メーカーは農村部での瓶入り飲料販売に注力してきた。しかし、今回の米大手2社のキャンペーンが長期に亘り実施された場合、国内メーカーの売上が大きく落ち込むことが予想される。ベトストックが報じた。  過去にこの2社に敗れて炭酸飲料市場からの撤退を余儀なくされた企業としてはチベコ飲料[TRI]が挙げられる。90年代初頭にベトナム最大の炭酸飲料メーカーだったTRIは、コカ・コーラとペプシがベトナムに進出したことにより、市場シェアを急速に奪われ、現在は豆乳や果汁などの飲料メーカーとして営業を続けている。  なお、コカ・コーラとペプシはともにベトナム市場での投資を拡大する動きを見せている。コカ・コーラは今後3年で3億ドル(約285億円)の追加投資を行うと発表し、一方のペプシは同社株式51%を日本のサントリーグループに売却した。この株式売却は、今後の非炭酸飲料市場への進出を見据えたもので、非炭酸飲料市場とアジア市場での豊富な経営ノウハウを持つ提携先を得ることにより、市場開拓を進めようという狙いが見て取れる。 

[Nguyen Hung, vietstock, 13:31 (GMT+7) 10/06/2013, K]
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