ソーシャルワイヤー、システム開発子会社MK1の出資持分65％譲渡 [日系]

　インフルエンサーPRやリリース配信サイト「＠Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー株式会社(東京都港区)は16日、連結子会社であるMK1テクノロジー・ベトナム(MK1 TECHNOLOGY VIETNAM、ハノイ市)において同社が保有する定款資本の65％を譲渡することを決議した。

　これにより、MK1社は連結子会社から持分法適用会社に区分変更される見通しだ。譲渡価額は1500万円の予定となっている。

　ソーシャルワイヤーは、2023年12月にMK1を子会社化した。PR市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)ツールを中核としている同社にとって、システム開発力の増強および推進力に資するものとして、MK1の開発力を拡充してきた。

　その後、ソーシャルワイヤーは広告プラットフォーム事業などを手掛ける株式会社ジーニー(東京都新宿区)のグループ傘下となり、ジーニーとの連携により、ソーシャルワイヤー全体の開発体制が一層強化された。

　今回、MK1がオフショアシステム開発による一定の成果を上げ、新たな成長フェーズへ移行する段階を迎えたことから、経営資源の最適配分およびグループ間シナジーを総合的に勘案し、出資持分の一部を譲渡することとした。

　譲渡先はソーシャルワイヤーの従業員であると同時に、MK1の創業時の経営者であることから、創業者の知見とオーナーシップを引き続き活かしつつ、グループ全体の企業価値向上を図る最適な体制になるものと判断した。

　MK1は2020年7月の設立。拠出資本は21億4800万VND(約1200万円)で、ソーシャルワイヤーが100％出資している。定款資本の異動後のソーシャルワイヤーの議決権比率は35％となる。なお、9月17日に譲渡契約を締結し、9月30日に譲渡を実行する予定となっている。

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