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出光、世界最大規模のブラックペレット生産工場の商業運転開始
2025/10/10 04:02 JST更新
) (C) 出光興産 |
出光興産株式会社(東京都千代田区)は、南中部地方ザライ省(旧ビンディン省)にバイオマス燃料であるブラックペレット(BP、商品名:「出光グリーンエナジーペレット」)生産工場を建設し、8日に商業運転を開始した。
同工場はベトナム初のBP生産工場で、年産12万tの製造能力を有し、世界でも最大規模の工場となる。主に石炭を使用している日本国内の顧客の脱炭素を実現するための代替燃料として、同工場で生産されるBPを供給する。
BPは樹木などのバイオマスを加熱処理したエネルギー資源で、燃焼時にCO2を排出するものの、原料の植物が育つ過程でCO2を吸収するため、差し引きをして「カーボンニュートラル」とされている。
出光はベトナムで2020年から小規模なデモプラントを操業してきた。「出光グリーンエナジーペレット」は、一般に普及している木質ペレットを半炭化した高カロリー燃料で、他のバイオマス燃料と比較して石炭に近い取り扱いが可能であるため、使用に際して石炭用の既存設備の大規模な改造が不要で、スムーズな燃料転換が実現できる。
[2025年10月9日 出光興産株式会社ニュースリリース A]
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