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荒川化学工業と明和産業、ラムドン省に生松脂調達の合弁設立へ

2026/03/18 02:30 JST更新

(C) 荒川化学工業
(C) 荒川化学工業
 機能性コーティング事業や製紙・環境事業などを手掛ける荒川化学工業株式会社(大阪府大阪市)と、資源・環境ビジネスや難燃剤などの事業を行う明和産業株式会社(東京都千代田区)は17日、ベトナムにおいて生松脂(なままつやに)の調達およびガムロジンの供給を行う合弁会社「荒川フォレストテクノロジーベトナム(ARAKAWA FOREST TECHNOLOGY VIETNAM)」を設立すると発表した。

新会社設立の背景

 荒川化学工業は長年にわたり、松の木から得られる生松脂を精製した再生可能な天然樹脂であるガムロジンをベースとした技術により、製紙用薬品や印刷インキ用樹脂などの素材を開発・提供してきた。同社にとってロジンは象徴的な根幹原料であり、その持続可能な調達の実現を社会的責任と位置付けている。

 同社はロジン製品の需要に応えながら、調達先の多様化を通じた環境および社会リスクなどの課題解決に取り組んできた。その一環として、安定的かつ環境に配慮した生松脂の調達および持続的な森林経営を意識した事業の検討を重ねた結果、ベトナムで明和産業との共同事業化を見出し、今回の合弁会社設立に至った。

新会社の概要と役割

 新会社の所在地は南中部地方ラムドン省スアンフオン・ダラット街区、資本金は10万USD(約1590万円)で、出資比率は荒川化学工業が90%、明和産業が10%となる。設立は2026年3月頃を予定している。

 新会社はベトナムにおけるサスティナビリティセンターとして機能する。具体的には、荒川化学工業の技術指導のもと、ラムドン省農業環境局が管轄する複数の森林管理会社が生松脂の採取を行う。

 新会社は、森林管理会社が採取したトレーサビリティの明確な生松脂を全量買い取ることで、安定的な供給体制を早期に確立し、ガムロジンの供給体制を構築する。さらに、同事業を通じて現地での雇用創出や人財育成など多方面で地域社会へ貢献することを目指す。 

[2026年3月17日 荒川化学工業株式会社ニュースリリース A]
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