ハノイ：トラ2頭の取引現場を摘発 [三面]

　ハノイ市警察は同市タインチ郡タンチエウ村で7日、希少動物として保護対象となっているトラ2頭の取引現場を押さえ、販売側のグエン・ティ・ムイ(49歳・女)と購入側のグエン・クォック・チュオン(44歳・男)の2人を現行犯逮捕した。逮捕当時、トラ2頭は麻酔をかけられ袋に入れられた状態でミニバンに乗せられていた。　取り調べに対しムイ容疑者は、2頭のトラを2007年7月28日に1億1700万ドン(約85万円)で購入したと供述した。現在1頭当たりの重さは約50キログラムで、ムイ容疑者はチュオン容疑者に3億2000万ドン(約230万円)で売却する予定だった。現在、この2頭は施設で保護されている。　また、ムイ容疑者の自宅を家宅捜索したところ、トラやサルなどの希少動物を原料とした大量の軟膏や、大型のクマ7頭、シカの角、クマの手足などが見つかりこれらを押収した。チュオン容疑者の自宅からも希少動物を原料とした大量の軟膏などを押収した。

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