誘拐犯人、身代金要求の相手は公安省幹部 [三面]

　ハノイ市ホオンマイ区警察は25日、借金取り立てのために誘拐事件を起こし、さらに公安省幹部から身代金を脅し取ろうとした男2人を逮捕した。　警察の調べによると、ズオン・ホン・ヒエップ（28歳）とルー・スアン・ヒエップ（22歳）の2人は25日正午ごろホアンマイ区のザップトゥ・サッカー場でグエン・スアン・トンさん（30歳・男性）を拉致（らち）した後、トンさんの親せきで公安省幹部のチャン・コン・ルエンさんに電話をかけて1500万ドン（約10万円）を支払わなければトンさんを殺すと脅迫した。　ルエンさんから事件の通報を受けたホアンマイ区警察は直ちに捜査に着手し、犯人らの身柄を確保することに成功した。犯人らはトンさんに貸した300万ドン（約2万円）を取り立てるため、今回の犯行に及んだと供述している。

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