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[三面]

コンクリ詰め遺体事件、主犯格に死刑求刑 日本就労経験も

2020/06/29 06:01 JST更新

(C) tuoitre
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 東南部地方ビンズオン省にある民家で2019年5月に樹脂性給水タンク2本からコンクリート詰めされた人間の遺体が見つかった事件の裁判が25日に始まった。

 同省人民検察院は26日、被告の女4人に対する求刑を発表し、殺人罪に問われている主犯格のファム・ティ・ティエン・ハー被告に死刑を求刑した。

 殺人罪や犯人蔵匿罪に問われている別の被告3人について、ハー被告の母親であるチン・ティ・ホン・ホア被告は禁固13~15年、レ・ゴック・フオン・タオ被告は禁固22~23年、グエン・ゴック・タム・フエン被告は禁固19~21年を求刑された。

 主犯格であるハー被告は英語、中国語、日本語が堪能で、日本で働いたことがあり、ホーチミン市10区にある有名なカフェを営んでいた。被告4人は新興宗教のメンバーで、ハー被告の指導のもとで修行していた。今回の事件で犠牲になった男性2人はこの4人と一緒に修行していた仲間だった。

 捜査結果によると、6人は東南部地方バリア・ブンタウ省にあるヴィラを借りて修行していた。しかし、過酷な修行に耐え切れなかったチャン・ドゥック・リンさん(51歳)がヴィラから逃げようとしたところ、高所から転落し、ハー被告らからも暴行を受けて死亡した。

 ハー被告らはその後、リンさんの遺体を事件現場の民家に移し、腐敗防止のために遺体を給水タンクに入れ、表面をセメントで塗り固めた。

 グループはその後も民家で修行を続けていたが、唯一の男性メンバーとなったチャン・チー・タインさん(28歳)が被告らの就寝や入浴を覗き、断食に関する規定も守らなかったためとして、ハー被告らがタインさんを電気ショックで気絶させた上、紐で首を絞めて殺害し、給水タンクに遺体をコンクリート詰めにした。 

[VnExpress 15:02 26/6/2020 / NLD 08:27 26/06/2020, A]
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