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[三面]

21歳の娘が父親を毒殺、死体遺棄・放火も 叱られ恨み

2022/01/24 03:45 JST更新

(C) vnexpress
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 東南部地方バリア・ブンタウ省バリア市フオックグエン街区(phuong Phuoc Nguyen)に住む男性が実の娘に毒殺された。冷酷な娘は死体を遺棄して自宅に放火し、強盗事件に見せかけたが、まもなく警察に見破られ、逮捕に至った。

 殺人容疑で逮捕されたのは、トン・ティ・トゥン・リン容疑者(21歳)。容疑者は父親のT・H・Dさん(54歳)に日ごろから叱られていたことに恨みを抱き、殺害を決意。18日正午ごろ、化学薬品などを取り扱い「死神市場」とも呼ばれるホーチミン市のキムビエン(Kim Bien)市場を訪れ、1kgのシアン化物を50万VND(約2500円)で購入した。自宅に戻った後、同日夕方にシアン化物を溶かした水を3本のボトルに詰め、飲料水に見せかけて冷蔵庫に入れた。

 その後、Dさんは冷蔵庫にあったボトルの水を飲んだところ嘔吐し、トイレに駆け込んだ。しばらくするとトイレから物音が聞こえなくなったため、父親が死んだと確信した容疑者はそのまま就寝した。翌19日午前、容疑者はトイレの鍵を壊してDさんの遺体を庭に運び、レンガとセメントで覆い隠した。

 同日夜、さらに自宅にガソリンをまいて放火し、強盗現場に見せかけた。放火後しばらくしてから近隣住民に助けを求めた。警察の事情聴取では、「強盗犯の男に頭部を殴られて気を失っていた」と虚偽の供述をした。

 警察はこの稚拙な供述をすぐに見破り、現場検証を行った上で、リン容疑者を逮捕した。現場付近からは、シアン化物を溶かした水の入ったボトル3本と、結晶状のシアン化物が証拠物件として押収された。 

[Zing 12:31 21/01/2022 / NLD 09:57 21/01/2022, A]
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