「山岳地帯園児のネズミ肉弁当は不憫」、SNS発言で誤解を招いた男性に罰金4.5万円 [三面]

（C）vnexpress

　南中部沿岸地方ダナン市警察は6日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上でフェイクニュースを流布したとして、H・N・Sさん(男性、同市カムレ区在住)に対し、750万VND(約4万5000円)の罰金を科したと明らかにした。

　Sさんは9月10日、SNSに「南中部沿岸地方クアンナム省ナムザン郡(huyen Nam Giang)山岳地帯に住む園児の弁当は本当に不憫だ」などと書き込んで、白飯にネズミ肉をのせた弁当の写真を添付し、大きな話題になった。

　この投稿では、ダナン市に隣接するクアンナム省の山岳地帯の住民は生活が苦しく、やむを得ずネズミを食べていると記載されていた。

　これについてナムザン郡人民委員会は、「野ネズミの肉料理は地元の定番料理だ」との声明を発表。実際、野ネズミの肉は同省山岳地帯の特産品としても有名だ。

　この写真はSさん自身が撮影したものではなく、タックミー幼稚園の教諭が2019年12月に開かれた園内のイベント「私の村のテト(旧正月)」で撮影した写真をSさんが無断転載したもの。写真に写っていた弁当は、ある保護者がイベントに参加する子供のために準備したものだった。

　なお、クアンナム省教育訓練局によると、山岳地帯のナムザン郡に住む全日制の園児・生徒は全員、国から昼食(一食は魚・肉、野菜を含む)を支給されており、自分で弁当を準備する生徒らの場合は昼食代が支給されている。

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