船上ピックルボール大会で外国人客が転落、観光船オーナーに罰金 [三面]

（C）Bao Quang Ninh

　東北部地方クアンニン省文化スポーツ観光局は、ハロン湾を航行する観光船のデッキでピックルボール大会を主催して参加者の安全を脅かしたとして、「QN6699号(ブラックパール号)」のオーナーに1250万VND(約6万8000円)の罰金を科した。

　罰金処分となったのは、ブラックパール号オーナーのV・D・M氏。同氏が主催したピックルボール大会で、試合のラリー中に外国人男性がデッキから転落。男性はライフジャケットを着用しておらず、これが政令第46号/2019/ND-CPの第7条第2項に抵触して罰金処分となった。

　これに先立ち、ピックルボールの試合に参加した外国人男性が果敢にボールに食らいついて、そのままデッキから転落する様子を映した動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に投稿されて話題となり、その後、問題の動画が4月14日にブラックパール号で撮影されたものと判明した。

　事故の瞬間はデッキにいた子供たちを含めて大勢の乗客が目撃。試合中の出来事だったためか、乗組員や他の乗客は手すりを乗り越えて落下していく男性を止めたり、助けようとしたりせず、落下した瞬間は悲鳴とともに歓声も上がっていた。

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