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1998年から2002年の間に2万7000トン余りのガソリンをカンボジアに密輸出し、国に対し500万米ドル(約5億9000万円)の損害を与えたとし、2002年に逮捕された史上最大のガソリン密輸事件の公判が、今月11日行われた。その中で密輸グループのボス、チャン・テ・フン被告とアンザン省ヴィンスオン国境の元税関支局長ファム・クアン・マウ被告が事件の詳細について証言した。 マウ元税関支局長は、フン被告の密輸を「友人として手助け」しただけで、事件に加担するつもりは全くなかった、と証言したが、裁判官に追求されると、フン被告から2億ドン(約148万円)を受け取ったことを認めた。しかしフン被告によると、「家でも船でも車でも何でも欲しいものを差し上げます。」とマウ元税関局長に協力を依頼し、結局マウ支局長は「4万4000ドル(約520万円)のトヨタ・カムリ1台と、10億ドン(約740万円)も賄賂として受け取った」と述べている。 この事件は、国境税関支局幹部、国営企業幹部らが多数関与した大規模な密輸・収賄事件で、現在も裁判が継続中。
[2006年4月12日 Thanh Nien 電子版]
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