外国で売春を強要されている越人女性は1万人以上 [社会]

　国境警備隊によると、現在1万人以上のベトナム人女性が外国で性的暴力や買春の対象になっているという。近年、国境を越えて売買される女性や子供の数は増加傾向にある。2001年には摘発231件、逮捕者578人だったが、2005年には摘発301件、逮捕者777人に増加した。しかし、この数字も氷山の一角に過ぎず外国で行方不明となっている人が大勢いる。また、人身売買業者側の手口も年々巧妙化しており、かつては農村地帯の貧しい層をターゲットにしていたものがほとんどだったが、最近では労働力輸出や格安の海外旅行をかたるものも増えてきた。　文化情報省は、こうした犯罪を防ぐためには人々が人身売買業者のだましの手口についてよく知ることが必要だとして、各マスコミと地方政権の協力を呼びかけている。また、国境警備隊は人身売買に関する情報を掲載するウェブサイトや業者摘発のためのホットラインの開設を予定している。

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