ハノイ：テトの季節迎え、偽造品や密輸入品が横行 [社会]

　クリスマスや陽暦の新年、一カ月後に迫った旧正月(テト)などのシーズンを迎え、昨年末から模造品・偽造品や密輸入品の押収量が急激に伸びている。主な品目は、酒・たばこ・家畜・布・携帯電話・電子製品など。ハノイ市場管理当局は昨年末の10日間で、20件近くの偽造品や密輸入品の売買を摘発した。　ハノイ市商業局のズック副局長によると、この時期の消費者の購買需要は平常時の3～4倍にも上るため、偽造品や密輸入品の流入を誘発しているという。生産地をごまかしたり、密輸品防止のための証票シールを偽造したり、さらには偽造品に正規の証票シールを貼り付けたりと、悪徳業者の手口は年々巧妙化している。また、在庫の一掃処理をもくろんで、不良品や使用期限切れの商品が店頭に並べられていることも多いので、消費者にはいっそうの注意が求められる。

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