増加傾向の人身売買事件、胎児や臓器の売買も [社会]

　警察総局の報告によると、昨年摘発された女性と子どもの人身売買事件は375件で、718人が逮捕され、被害者の数は981人に上っている。前年に比べ事件数は1.6％、逮捕者数は5.4％、被害者数は4.5％それぞれ増加している。　また、新生児・胎児・臓器の売買事件が出現し、男性の被害者や幼児の誘拐事件も目立つようになった。特に悪質な例としては、北部ナムディン省で生まれてすぐに捨てられた新生児235人が孤児院に送られ、書類を偽造されて海外に養子としてあっせんされたケースがあった。　さらに南部を中心に、ベトナム人女性と外国人男性の違法な結婚や結婚仲介事件も後を絶たない。ホーチミン市だけでも21件の違法な結婚仲介が摘発された。いずれも外国人男性が大勢のベトナム人女性の中から相手を選び出すもので、こうした「集団見合い」に参加した女性の数は1000人以上に上っている。

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