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[社会]

ネコ博士、農村のネズミ退治で大活躍

2011/02/03 08:19 JST更新

 今年の干支は日本ではウサギ年だが、ベトナムではネコ年になる。ハノイ市の農業大学労働犬センター所長のグエン・バン・タイン博士(57歳)は無類のネコ好きとして知られており、ネズミ退治にネコを活用するプロジェクトに取り組んでいる。11日付ラオドン紙電子版が報じた。  ハノイ市チュオンミー郡タインビン村では、ネズミの異常増殖に悩まされていた。これを聞いたタイン博士はネズミの天敵であるネコを活用できると考え、青年組織YWAMと共にネズミ退治用ネコ発展プロジェクトを立ち上げた。「ネコ銀行」が設立され、まず100匹のネコが各農家に貸し出された。各農家は、ネコを殺したり売ったりしないことや、殺鼠剤を使用しないこと(死んだネズミを食べるとネコまで死んでしまうため)を約束した。  ネコ銀行が貸し出したメスネコが子ネコを産んだ場合、子ネコはその農家のものとなり、メスネコは別の農家に貸し出される。この方法は各農家に歓迎され、ネコの数は2000匹近くまで増加し、農作物の収穫量は以前より30%も増加した。一方ネズミ捕り業者は仕事がなくなったと嘆いているという。タイン博士はネコの飼育を根付かせる目的で、ネコのビューティコンテストも開催。参加者(?)は数百匹に上った。タイン博士はネコ好きが増えたことを喜んでいる。  

[Lao dong online, 11.1.2011 | 08:39 (GMT + 7), O]
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