キエンザン省：「生徒不足」で129校が廃校に、需要調査に不備 [社会]

　メコンデルタ地方キエンザン省人民評議会文化社会委員会の調査によると、国家予算を投じて建設されたものの生徒がおらず、廃校または廃校待ちの学校が129校あるという。12日付ベトナムプラスが報じた。　多くの学校が廃校に陥った理由には、◇同地方では貧困層が多く、学業より家業の手伝いを優先する世帯が多いこと、◇経済的に裕福な世帯は子供を都市部の学校に通わせること、◇教師数が足りないことなどが挙げられるが、特に、学校を建設する際、需要調査を徹底しなかったことが最大の原因と見られている。　同省教育訓練局は、国家予算を原資とする2008年～2012年の教育強化プロジェクトの一環として、老朽化した教室2552室を改修する予定で、これまでに1744室の改修を完了した。しかし、高インフレが進行している中、資金不足に陥っており、プロジェクト自体を一時停止せざるを得ない状況に陥っている。

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