VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[法律]

国会副議長が銃殺刑の復活を提案、致死薬の調達難で

2012/11/01 10:36 JST更新

 フイン・ゴック・ソン国会副議長は26 日に開催された国会で、銃殺刑の復活を提案した。昨年7月に刑法が改正されたことにより、ベトナムの死刑執行方法は致死薬投与による薬殺刑に変わった。しかし、致死薬の輸入元となるはずだったヨーロッパがベトナムに死刑廃止を求めていることから、死刑執行に必要な致死薬の調達が困難になっていた。VNエクスプレスが報じた。  刑法改正から既に1年間半が過ぎたが、ベトナムでは薬殺による死刑執行が出来ない状況が続いている。これに対してチャン・ダイ・クアン公安相は、「既に薬殺刑用の施設を準備している。海外から致死薬を輸入出来ないのなら、国内で開発すべきだ」と主張した。  なお、全国では毎年、死刑判決を受ける囚人が年間約80~100人おり、全国における死刑囚の数は500人近くに上っている。刑の早期執行を望む死刑囚もいるが、前述のような状況から薬殺刑が執行できないため、執行を待つ間に獄中死する者も出始めている。 

[Ha Anh-Tien Dung, VNExpress 12:20 GMT+7 27/10/2012U]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる