[統計]
性に開放的になる若者、避妊や性感染症に対する認識は改善されず
2012/12/08 06:44 JST更新
) (C) Nguoilaodong |
14~24歳の青少年の性体験率は69.2%で、初体験は高校の卒業前後の場合が大多数。国際教育科学文化機関教育訓練省(ユネスコ)とベトナム事務所が実施した性に関する青少年の意識と行動調査で、こんな結果が明らかになった。4日付グオイラオドン紙(電子版)などが報じた。
調査は「インタビュー調査」と「アンケート調査」の2つの方法で行われた。インタビュー調査の対象は、16~18歳の高校生男女40人ずつ、高校生の父母15人、高校教員15人。アンケート調査の対象は14~24歳の青少年762人。
「性行為は生活の中で普通または自然なこと」と答えた人は93.7%に上ったが、「婚前交渉は普通または歓迎」と答えた人は41%に留まった。「本当に愛し合っていて、避妊具を使うという条件付なら婚前交渉もOK」という人は11.4%、「結婚間近が条件」という人は2.6%だった。
調査結果からは、男性は婚前交渉を含め性行為を支持するが、婚前交渉した女性に対する見方は否定的という傾向がみられた。婚前交渉を歓迎する態度を示しながらも、いまだに女性の処女性に重い価値を置いているようだ。
一方、避妊、性感染症、HIV/エイズの予防に関する認識は依然として低く、前回調査から殆ど改善が見られなかった。
調査対象者のうち、月経周期と妊娠可能期間について正しく回答できたのは全体の13~15%に留まり、HIVの予防方法を知らない人は25%、初体験でコンドームを使用した人は20.7%だった。
保健省の統計によると、ベトナムの年間中絶件数のうち、未成年女性の中絶が20%を占めている。ある専門家によると、ベトナムの未成年(15歳~19歳)の中絶件数は年間約30万件。この数字は、東南アジアで最多、世界でも5番目に多いという。
[Nguoi lao dong,04/12/2012 23:03,O ]
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