2013年の人材需要、マーケティング分野がトップ [統計]

（Ｃ）fsivietnam.com.vn

　ホーチミン市人材需要予測・労働市場情報センター(FALMI)は、2013年の求人件数は約27万件の見込みだと発表した。全求人のうち件数が最も多いのはマーケティング分野で、全体の18.05％占める。次に多いのはサービス・販売分野の16.2％となっているが、化学、自動車・自動二輪技術、法律、科学研究の分野に対する求人は1％を下回ると予想している。7日付ガフィンが報じた。　この予測から、マーケティング分野の需要は高い水準のように見えるが、実際には供給が需要を上回る傾向にある。ある人材サイトの集計によると、2012年にマーケティング分野の求人を出した企業数は3116社で、前年から▲4.1％減少。一方、マーケティング分野への応募者は前年より+26.1％増加している。リストラで解雇されたマーケティング担当者も多く、新卒者の求職活動への圧力となっている。　しかし各企業は、専門性や能力の高い人材のみに求人を絞っているため、その限られた部分では逆に需要が供給を上回る状況となっている。ある外資系賃金調査会社が実施したホーチミン市における年収調査によると、2012年のマーケティングマネージャーの年収は、前年の4万4000～5万2000ドル(約391万5000～452万4000円)からさらに上がって5万～6万5000ドル(約435万円～565万5000円)。今後も高い能力を持つマーケティングマネージャーの需要が高まり、2013年の年収は更に上昇すると見込まれている。

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