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[社会]

スロット賞金訴訟、一審勝訴の原告が訴訟取り下げ

2014/01/06 17:31 JST更新

 ホーチミン市のシェラトンサイゴンホテル内にあるカジノ「パラッツォクラブ」の電子式スロットマシンの賞金約5500万ドル(約56億8000万円)の支払いを巡る裁判で、控訴審のホーチミン市人民裁判所は2日、裁判の停止を決定し、2013年1月7日に出された一審判決を破棄した。  原告のリー・サムさんは2009年10月、同クラブのスロットマシンで5550万ドル余りを引き当て、カジノを運営するダイズオン合弁会社に支払いを要求したが、拒否されたため1区人民裁判所に提訴した。  ダイズオン社は機械の故障と主張したが、1区裁判所は同社に賞金全額を支払うよう命じる判決を下した。ただし、サムさんが要求していた賞金の利息分350万ドル(約3億6000万円)は認めなかった。ダイズオン社は判決を不服として控訴。サムさんも、利息の支払いを求めて控訴していた。  裁判所は裁判停止の理由について、原告のサムさんが2013年12月10日に控訴を取り下げて裁判の停止を求め、被告のダイズオン社も控訴を取り下げたためと説明。サムさんは、スロットマシンの当たり額の表示が機械の故障によるものであることを認めたという。  

[VnExpress,3/1/2014 00:03 GMT+7,O]
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