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ベトナム登録検査局は全国の登録検査機関に対し、8月20日以降に船舶の検査を行う際に、海上労働条約(MLC)証書の確認を行うよう指示した。 この指示は、国際労働機関(ILO)が2006年2月23日に採択した海上の労働に関する条約(MLC2006)に基づくもの。MLCは船舶で働く船員の権利を保護することを目的としており、船員の労働時間、食事、居住設備、労働契約、保険などの共通基準を船主に遵守するよう義務付けている。 MLCは30か国が批准したことにより2013年8月20日に発効したが、ベトナムは2013年5月8日に批准したため、1年後の2014年5月8日に発効した。これにより、国際航海に従事する総トン数500t以上の船舶にMLC証書の取得が義務付けられることになったが、海運企業の対応が間に合わないため、交通運輸省は8月20日までの延期を認めていた。 登録検査局によると、MLCの対象となる船舶372隻のうち、これまでに証書を発行したのは約200隻に留まっている。同局幹部は、世界中の港で8月20日から外国の船舶に対する検査が行われるが、もしMLC証書を取得していなければ、拘留される恐れがあると警告している。
[Dat Viet,21/08/2014 09:10,O]
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