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[社会]

産気づいた妊婦が交通事故死、衝撃で男児生まれる

2014/10/28 15:32 JST更新

(C) tuoitre 生まれたばかりの男児
(C) tuoitre 生まれたばかりの男児
(C) tuoitre 入院中のナムさん
(C) tuoitre 入院中のナムさん
 25日午前10時ごろ、メコンデルタ地方アンザン省ロンスエン市ミートイ地区の国道91号線で、夫婦2人が乗ったバイクがトラックミキサー車に追突され、出産直前だった妻は即死、事故の衝撃で胎児がお腹から路上に放り出されるという悲惨な事故が起きた。  事故に遭ったのは同省トアイソン郡フートゥアン村在住のグエン・バン・ナムさん(男性、32歳)とグエン・ティ・キム・ゴックさん(女性、27歳)。妊娠中だったゴックさんが産気づいたため、2人で市内の病院に向かっているところだった。2人は追突してきたトラックミキサー車に巻き込まれ、ゴックさんはタイヤの下敷きになって即死した。  ゴックさんのお腹にいた胎児は、事故の衝撃で体外へ放り出され、事故現場から7m離れた路上に叩きつけられて右脚が潰れるなどの重傷を負った。夫のナムさんもタイヤの下敷きになり、右脚を骨折したほか、全身に傷を負った。ナムさんと生まれたばかりの赤ちゃんは地元住民により病院へ救急搬送され、応急処置を受けた後、それぞれホーチミン市のチョーライ病院と第1小児病院に転送された。  ナムさんは右脚を切断する手術を受けたが、命に別状はないことが確認された。主治医によると、膝は損傷していないため人工装具をつければ歩行も可能になるという。なお、赤ちゃんも右脚の切断手術を受け、危篤状態からは回復したものの現在も引き続き特別処置を受けている。  ナムさん夫婦は畑仕事で生計を立てており、経済的な余裕もなかったためゴックさんの実家に居候していた。夫婦には事故発生時に生まれた男児のほかにも、6歳になる娘がいるという。 

[Tuoi Tre等, 06:33 (GMT+7) 26/10/2014, A]
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