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[社会]

ダラットで干し柿作り、日本から技術学ぶ

2014/12/18 15:24 JST更新

(C)VnExpress,Quoc Dung、チャン・フー・ロックさん
(C)VnExpress,Quoc Dung、チャン・フー・ロックさん
 南中部高原地方ラムドン省ダラット市に住むチャン・フー・ロックさんは、会社を定年退職した後、自宅の柿園の世話をしていた。ダラットの柿は特産品として有名だが、柿を売っても利益の出ない状況が長年続いていた。  ロックさんは、日本に出張した時に干し柿作りで利益を上げている農民がいたことを思い出し、干し柿作りのノウハウを学ぼうと決意。2014年初めに通訳と共に日本に渡った。日本の農民と一緒に暮らし働く中で、ベトナムと日本の柿の木の育て方や干し柿の作り方の違いなど、気が付いたことをメモしていった。  帰国したロックさんは、ビニールハウスや必要な機材を整え、教えられた方法でさっそく干し柿作りにかかった。3週間ほどで最初の干し柿ができた。糖度が高くてやわらかい満足できる商品に仕上がった。現在1kg当たり30万~35万ドン(約1660~1930円)で出荷している。  ロックさんは周囲の農家にもこの技術を伝えて連携する計画を立てている。「ダラットの柿が収穫の季節ごとに値下がりするようなことが少なくなり、ダラット産の干し柿を国内外の消費者が早く手にすることができるようにしたい」と抱負を語った。  

[VnExpress,14/12/2014 | 05:04 GMT+7,O]
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