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[社会]

タインタイ帝の母親の日本式人力車100年ぶりに帰国、フエで初公開

2015/04/24 14:57 JST更新

(C) vnexpress
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 北中部トゥアティエン・フエ省フエ遺跡保存センターは22日、世界遺産フエの建造物群の1つである「延壽(ジエント)宮」で、阮(グエン)朝(1802~1945年)第10代皇帝のタインタイ(成泰)帝(在位:1889~1907年)の母親であるトゥーミン(慈明)皇太后が使用していた日本式人力車を初めて公開した。  人力車は、1890年にハノイ市のホアンフン製材工場で作られ、タインタイ帝がトゥーミン皇太后の散歩用に購入したもの。サイズは長さ230cm、高さ136cm、幅102cm。21日、長きにわたり保管されていたフランスから約100年ぶりに帰国した。この人力車は1916年にフランスで展示されたが、ベトナムでの展示は今回が初めて。  トゥーミン皇太后が死去した後、タインタイ帝は自動車を購入するため、1907年に近衛隊指揮官のプロスパー・ジュルダン(Prosper Jourdan)氏にこの人力車を売却した。その後ジュルダン氏の家族が大切に保管していたが、2014年6月に競売にかけられ、ベトナムが4万5000EUR(約830万円)で落札に成功した。  同センターのファン・タイン・ハイ所長は、「100年以上を経て海外で再発見されたこの人力車は、ベトナム人にとって大きな意味がある」と語った。 

[Dac Duc, Vnexpress, 15:08(GMT+7) 22/04/2015, A]
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