ホーチミン：恐喝すれすれ、「財布忘れて」ガソリン代せびる行為が横行 [社会]

（C）Tuoi tre

　ホーチミン市の多くのガソリンスタンドで、「財布を忘れたのでガソリン代を恵んで欲しい」と偽って現金をせびる輩が横行している。騙された被害者もガソリンスタンドの従業員も腹を立てているが、断ると何をされるかわからず怖いので、強い態度に出られない。　トゥードゥック区在住の男性ティさん(50歳)は普段、バイクタクシーの運転手として働いているが、客が少ない時は2区のチャンナオ通りや9区のハノイ通りでガソリン代をせびる男を演じる。ガソリン代を払っている女性に近付き、「2万VND(約108円)下さい」と話しかけ自分のバイクを指差す。　女性が同情して1万VND(約53.8円)を渡して行ってしまうと、ティさんは別の女性に近付き同じ行為を繰り返した。約30分で10万VND(約538円)を稼ぐと、今度は別のガソリンスタンドに向かった。この日は午後5時から7時までの2時間で40万VND(約2150円)を稼いだ。　こうした輩はティさんだけではない。トゥードゥック区のファムバンドン通り、ビンタイン区のディエンビエンフー通りやバクダン通り、3区のリーチンタン通りやチャンフイリエウ通りなどに縄張りを持つグループがいて、恐喝まがいの行為を繰り返している。

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