不法出入国のベトナム人女性活動家を逮捕、政府批判の資料も所持 [社会]

　北中部ハティン省国境警備隊は17日、反政府活動を行っている疑いでハノイ市ミードゥック郡在住のグエン・ティ・フィー容疑者(女・56歳)を逮捕した。フィー容疑者は。カウチェオ国際国境検問所(フオンソン郡第1ソンキム村)辺りで、ラオスからベトナムへ不法入国しようとしたところで逮捕された。

　同容疑者の荷物を検査した結果、現政府を誹謗中傷し、海外の反政府団体ベトタン党を称える大量の資料がパソコン及びフラッシュメモリーから発見された。同容疑者は、2010年に違法デモ行進へ参加したほか、国内外の反政府勢力活動に関わっていたとされ、2011年より出国禁止処分を受けていた。

　同容疑者は、2014年1月に不法出国を試みたが、カウチェオ国際国境検問所で逮捕。同年3月に再び不法出国を試み、東南部タイニン省モクバイ国際国境検問所辺りからカンボジアに不法入国し、その後タイへ向かったという。

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