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[社会]

日本ODAリベート事件公判、被告6人に禁固5~12年の判決

2015/10/27 17:59 JST更新

(C)VnExpress
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 日本の政府開発援助(ODA)事業に絡んで2014年に起きたベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)傘下の鉄道プロジェクト管理委員会(RPMU)によるリベート事件の裁判が26日と27日にハノイ市人民裁判所で行われ、被告6人に禁固5年6か月~12年の判決が言い渡された。  検察当局によると、ハノイ都市鉄道(メトロ)1号線(イエンビエン~ゴクホイ区間)の第1期工事の実施に当たり、ファム・ハイ・バン元RPMU委員長(46歳)が鉄道コンサルタントの日本交通技術(JTC、東京都台東区)に受注させる見返りとして110億VND(約5980万円)を要求。2009年9月~2014年2月の期間に、部下らに指示し現金をJTCから受け取らせ、山分けしたとされる。  また、バン元委員長はこの事実をRPMU委員長の前任者3人に報告していたが、3人は法律違反と知りながら諌めることなく、バン元委員長から現金を受け取っていたとされている。  検察当局は、RPMUの幹部ら6人が公務執行中に職権を乱用する犯罪行為を犯したとし、被告6人に禁固6~13年を求刑。これを受けて同市人民裁判所は、主犯格のバン元委員長には禁固12年を、この他の被告5人には禁固5年6か月~11年の判決を言い渡した。  

[VnExpress,27/10/2015 | 10:52 GMT+7,O]
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