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[社会]

工業団地と日系企業の料金トラブル、入り口封鎖解除も法廷へ

2016/03/29 15:55 JST更新

(C) zing
(C) zing
 メコンデルタ地方ロンアン省人民委員会の指示を受けて、同省タンドゥック工業団地を運営するタンドゥック投資社(Tan Duc Investment Corporation=TADICO)は25日、同工業団地の入居日系企業の出入り口の封鎖を解除し、水の供給を再開した。  これに先立ち、タンドゥック投資社は1週間にわたり同日系企業の出入り口前を土砂やバリケードなどの障害物で封鎖すると共に、水の供給を停止していた。両者のトラブルの原因は、日系企業がタンドゥック投資社の求める高額なインフラ料金に同意していないことにある。  日系企業の社長は、「契約ではインフラ料金の具体的な金額が定められていないにもかかわらず、タンドゥック投資社は一方的に高額な料金を設定し支払いを求めている。周辺の工業団地では1m2当たり6000~8000VND(約30.6~40.8円)だが、同社が提示するインフラ料金はそれを大きく上回る1m2当たり1万0018VND(約50.1円)にも達している」と語る。  タンドゥック投資社は出入り口の封鎖を解除したものの、引き続きインフラ料金の支払いを求めるべく、地方裁判所に同日系企業を提訴する手続きを済ませている。日系企業の社長も譲歩せず、「裁判所でタンドゥック投資社と戦っていく」と強い態度を示している。  なお、ロンアン省人民委員会は、工業団地のインフラ料金は運営会社と入居企業の両者が交渉の上で決定するものとして、企業間の取引に介入しない方針を改めて主張した。その一方で、「同省の投資環境のイメージに傷をつける悪質な行為」として、タンドゥック投資社が今後も入居企業の経営活動を阻害し続ければ、同社を厳格に処分すると明らかにした。 

[VNExpress等, 03:12 (GMT+7) 26/3/2016, A]
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