VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

魚の大量死、フォルモサなどの工場を検査

2016/05/06 14:55 JST更新

(C) thesaigontimes, Hoai Phong
(C) thesaigontimes, Hoai Phong
 北中部地方ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省に跨る全長200km余りの沿岸一帯で、4月中旬から大量の魚の死骸が波に乗ってビーチに流れ着いている現象を受けて、資源環境省はハティン省キーアイン郡ブンアン経済区で活動する工場を全面的に検査すべく、特別な検査チームを発足した。4日から検査を開始している。  同チームは、◇資源環境省、◇農業農村開発省、◇科学技術省、◇商工省、◇建設省、◇公安省、◇国防省の7省庁、並びにベトナム科学技術研究所(VAST)、地方政府の代表者から成る。同経済区に工場を展開するフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)を中心に検査していく。  FHSでは、◇製鉄工場、◇火力発電所第1タービン、◇設備メンテナンス工場、◇ソンズオン深水港などのほか、化学薬品の購入・使用や導管の洗浄作業、廃水処理などについてもそれぞれ検査する。7日に作業を終え、検査チームとFHSの間で検査結果の合意に至る見通しだ。  FHSは導管や錆びた部品を洗浄するための化学薬品など約300tを輸入し、これまで複数回にわたり洗浄作業を行っている。これにより、FHSが海に流した廃水が魚の大量死の原因との疑いが浮上していた。 

[Saigon Times等, 19:51 (GMT+7), 4/5/2016, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる