[社会]
ダナン:南シナ海の諸島名を冠した中学校を設立、漁民の子供に教育
2016/06/03 14:12 JST更新
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南中部沿岸地方ダナン省ソンチャー区人民委員会はこのほど、同区トクアン街区ブートンファン通り7番地(7 Vu Tong Phan St., Tho Quang Ward, Son Tra Dist.)に「ホアンサ中学校」を設立することを決定した。同校は7月初めに開校する。
これは、ベトナムと中国が領有権を争う南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)の名前を冠した初の学校となる。2016~2017年度は6年生(ベトナムの中学1年生)の募集を行い、7・8・9年生については同街区リートゥチョン中学校から生徒を移す。
ホアンサ中学校では、ホアンサの漁場で漁業活動を行っている同街区の漁民の子供たちに対して優先的に有利な学習条件を整えると共に、若い世代に対して国土や領有権などについて教えることを目的としている。
1982年、ダナン市に属するホアンサ郡人民委員会が設立されたが、現在に至るまで土地もなく、住民もいない。同郡人民委員会のダン・コン・グー元主席は、「同諸島の名前を冠した学校の設立は、至極当然のこと」と述べた。
[Nguyen Dong, VnExpress, 30/5/2016 | 10:29 GMT+7, A]
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