ベトナム航空機内で外国人乗客による窃盗が多発、11月だけで14件 [社会]

　ベトナム航空(Vietnam Airlines＝VNA)の機内で外国人乗客による窃盗が多発しており、11月だけで14件に上っている。主に香港～ホーチミン線、ダナン～ハノイ線、ダナン～ホーチミン線などの路線で発生しており、南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港ではわずか半月のうちに中国人乗客による窃盗を5件発見・処分している。　ダナン国際空港当局は11月24日、ホーチミン発ダナン行き便の機内で他の乗客の手荷物から4億VND(約200万円)を盗んだとして、同便に搭乗していた中国人乗客を窃盗容疑で逮捕した。更に同日、ダナン発ホーチミン行き便でも別の中国人乗客が他の乗客の手荷物のロックを破壊しているところを発見され、タンソンニャット国際空港に到着した後に同空港当局に身柄を拘束された。　中国人窃盗犯はグループで行動することが多く、組織的に犯行を繰り返している。VNAは客室乗務員に対して窃盗犯の識別や対応の仕方などを訓練し、警戒を強めている。現在までのところ、他の航空会社の機内でこうした窃盗事件は確認されていないという。

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