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[社会]

13年の南部一帯大停電、過失のクレーン車運転手に禁固5年

2017/05/19 05:01 JST更新

(C) tuoitre
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 東南部地方ビンズオン省トゥーザウモット市人民裁判所は17日、2013年に北部と南部を結ぶ500kVの電力ケーブルの爆発事故を引き起こし、南部18省・市の広範囲を停電させたとして、電力施設運営上の安全に関する規定違反の罪に問われていたゴ・タン・タオ被告(男・30歳)に禁固5年の判決を言い渡した。  起訴状によると、同被告は2013年5月22日、同省ビンズオン新都市内の農園で高さ17.5mの大木をクレーン車で吊り上げていたところ、大木が500kVの送電ケーブルに触れ、爆発事故を引き起こした。  この事故により、直近100年間で初めてという大規模な停電が発生し、南部18省・市の770万世帯が影響を受けた。また、カンボジアに送電する220kVの送電ケーブルにも影響が出た。  大停電を受けて、送電ケーブルを運営するベトナム電力グループ(EVN)は火力発電所からディーゼル発電機を借り受けて電力を供給しなければならない事態となり、50億6800万VND(約2500万円)の損害を被ったという。  損害賠償について同裁判所は、クレーン車のオーナーでタオ被告を雇っていたチャン・バン・ニック氏(男性・66歳)に対し、EVNに賠償金を支払うよう命じた。一方で弁護人は、火力発電所の代わりに水力発電所から電力を調達すれば費用を抑えることができたとして、控訴する構えを示した。 

[Tuoitre, 17/05/2017 17:49 (GMT+7), A]
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