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[社会]

2大都市のタクシー、車体に配車アプリ非難のステッカー

2017/10/10 06:27 JST更新

(C) zing
(C) zing
 ホーチミン市とハノイ市ではこのところ、ウーバー(Uber)とグラブ(Grab)の配車アプリを活用したチャーター車両による輸送サービスを非難する内容のステッカーを貼り付けたタクシーが多く見られる。

 赤いステッカーには、「交通運輸省決定第24号/QD-BGTVTに反対」、「ウーバーとグラブは車両5万台、売上高18兆VND(約900億円)も予算への納税額わずか158億VND(約7900万円)」、「経営条件が不公平すぎる、ウーバーとグラブの事業を停止せよ」、「ウーバーとグラブはベトナムの法律を遵守せよ」などの抗議文が書かれている。

 ビナサンタクシー[VNS](Vinasun)、マイリングループ(Mai Linh Group)、バンスアンタクシー(Van Xuan Taxi)、ビナタクシー(VinaTaxi)など、複数のタクシー会社の運転手がこの抗議活動に参加している。

 ただし、こうした抗議活動は市民からの反感を買うほか、ライバル企業を避難する行為として法律に触れるだけでなく処分を受ける可能性もあるとの意見があがっている。

 今回の「ステッカー抗議」についてVNSを含めたタクシー会社各社は、「会社の方針ではなく運転手が自発的に貼り付けたもの」と主張している。これを受けて、VNSの多くの運転手が「運転手に責任を負わせる卑怯な行為」としてステッカーを剥がしたという。VNSは運転手に対して10日7時までステッカーを剥がすよう指導した。 

[Zing, 13:03 08/10/2017 GMT+7, A]
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