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[社会]

ベトナム民主共和国政府に金を寄付した実業家の妻、104歳で大往生

2017/11/08 14:25 JST更新

(C)Vietnamnet
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 1945年の8月革命で誕生したベトナム民主共和国政府に、計5147テール(18.75kg)の金(きん)を寄付した実業家チン・バン・ボー氏(1914~1988年)の妻ホアン・ティ・ミン・ホーさんが5日、104歳で大往生を遂げた。

 ホーさんはハノイ市の裕福な家に生まれ、18歳の時にボー氏と結婚した。夫妻は同市ホアンキエム区のハンガン通り48番地で、チン家の家業であるシルク販売店を受け継いだ。商売は大繁盛し、外国とも貿易した。

 8月革命が成功すると、夫妻は愛国心からハンガン通り48番地の家を革命家らの仕事場として提供したほか、政府の呼び掛けに応じて計5147テールの金を寄付。また、実業界や国民にも寄付を呼び掛け、370kgの金の収集に貢献した。ハンガン通り48番地の家は、ベトナム建国の父である故ホー・チ・ミン主席が独立宣言を起草した場所として知られている。

 夫妻の6男であるチン・カン・チン氏によると、他の店では従業員がお金をごまかしたり商品を盗んだりといった行為が横行していたのに対し、両親の店ではそうしたことは一度もなく、従業員を叱りつけることもまったくなかったという。
  

[Vietnamnet,06/11/2017 23:41 GMT+7他,O]
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