中銀主催のスタートアップコンテスト、ベトナム企業が1位 [社会]

　ベトナム国家銀行(中央銀行)は、アジア開発銀行(ADB)およびオーストラリア政府の支援を受けて、ファイナンス・テクノロジー(フィンテック＝ITを活用した金融サービス)分野で優秀なスタートアップ企業を選出することを目的としてコンテスト「フィンテック・チャレンジ・ベトナム(Fintech Challenge Vietnam)」を開催した。

　同コンテストには、ベトナム、中国、米国など27か国のスタートアップ企業141社が出場し、◇電子決済(e-payment)、◇電子顧客確認(e-KYC)、◇ソーシャルレンディング(P2P Lending)、◇オープンAPI、◇ブロックチェーン・テクノロジー・ソリューションの5項目でソリューションを競った。

　最終選考に残った15社は、◇ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)、◇ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)、◇TPバンク[TPB](TP Bank)、◇ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)、◇ベトナム国際銀行[VIB](VIB)、◇VPバンク[VPB](VP Bank)、◇シンハンバンク(Shinhan Bank)の商業銀行7行に対して6週間にわたりソリューションを試験的に提供し、ソリューションを改善する機会を与えられていた。

　コンテストの末、ベトナムのウィージー・デジタル(Weezi Digital)が見事に1位を獲得し、2万5000USD(約270万円)の賞金を手にした。

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