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[社会]

ジェットパシに初の女性機長が誕生、国内最年少で就任

2018/08/06 05:01 JST更新

(C) SGGP
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 格安航空会社(LCC)ジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)で初めての女性機長が誕生した。

 就任したのはレ・ティ・ビック・ホンさん(33歳)で、4年間にわたりエアバスA320型機の副操縦士に従事し、総飛行時間4000時間など国際基準に基づく厳正な審査・試験をクリアして、このほど同社初の女性機長となった。ホンさんはベトナム国内最年少の機長でもある。

 ホンさんは高校の英語コースで学び、ホーチミン市人文社会科学大学に進学するとフランス文学を専攻した。卒業後はオーストラリアへ渡り修士課程で国際関係を研究した。修士課程修了後に帰国し就職したホンさんだったが、たまたま同社の国内人材採用プログラムの枠組みで求人情報を見つけた。幼いころからの夢だったパイロットになるチャンスだと願書を提出した。

 面接や体力テストのほか、知識・技能・反射・論理など複雑な試験を経て、ニュージーランドでのパイロット養成訓練に選抜された。厳しい訓練を終え、2013年12月22日にホンさんは正式にホーチミン~ハノイ間を運航するBL794便に配属された。

 現在JPAに所属する41人のベトナム人パイロットのうち、12人が自社採用で養成訓練を受けたパイロットだ。同社では国際基準に則ったベトナム人機長の育成に力を入れている。

 養成訓練を修了したパイロットが機長になるには、副操縦士としての飛行時間が150時間、パイロットとしての総飛行時間が4000時間以上の実務経験を有することが規定されている。また、機長就任後も健康や技能、知識の試験が定期的に実施される。 

[Ha Anh, SGGP, 2/8/2018 14:13等, T]
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