けん引車に巻き込まれ22人死傷、運転手はアルコール・麻薬の陽性反応 [社会]

　メコンデルタ地方ロンアン省ベンルック郡ニュットチャイン村ビンニュット交差点で2日15時20分ごろ、追突してきたけん引車に巻き込まれてバイクに乗った計22人が死傷するという深刻な事故が発生した。

　このけん引車は、米の入ったコンテナ2個を載せたトレーラーをけん引してホーチミン市に向かう途中だったが、走行中にコントロールを失い、猛スピードで信号待ちのバイク21台に衝突した。

　この事故により、3人が即死、1人が病院で死亡が確認され、18人が重軽傷を負った。

　けん引車の運転手ファム・タイン・ヒエウ容疑者(男・32歳、同郡在住)は事故後に現場から逃走したが、事故発生から約7時間後の22時45分ごろに出頭し、「車両運転に関する規定に違反し甚大な被害を引き起こした容疑」で捜査を受けている。

　麻薬検査ではヘロインの陽性反応が認められたほか、アルコール検査でも陽性だったことが明らかになっている。同容疑者は取り調べに対して、「運転前に知人のパーティーで酒を飲んだ」と供述している。

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