マレーシアのカラオケ店で大規模火災、ベトナム人女性2人死亡 [社会]

　マレーシア第2の都市といわれるペラ州イポー市にある8階建てのビルに入居するカラオケ店で20日午前、大規模な火災が発生した。この火災でベトナム人女性2人の死亡が確認されている。

　死亡したのは、グエン・ティ・トゥイ・ズオンさん(21歳)とグエン・ティ・チャンさん(19歳)。火災が起きたのは、オフィスビルを改装した多目的施設で、カラオケ店は4階と5階に入居していた。報道によると、カラオケ店がある4階から出火し、周囲に引火して瞬く間に火の手がビル全体に広がったという。

　この火災で発生時に現場に居合わせた地元のマレーシア人3人と外国人3人(ベトナム人女性2人、バングラデシュ人男性1人)が逃げ遅れて死亡。死因は有毒ガスを吸引したことによる窒息死と見られる。他にも負傷者が出ており、病院に救急搬送されて治療を受けているが、このうち2人は重体だという。

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