ビンズオン省：工業団地内の台湾系テープ工場で大火災 [社会]

　東南部地方ビンズオン省トゥアンアン町第1ベトフオン工業団地にある台湾系企業チュンアン(Chung An)の粘着テープ生産工場で22日に大規模な火災が発生した。

　同工場で同日午後、化学品の入ったドラム缶が爆発。これが出火元とみられており、間もなく広範囲に延焼した。同省消防警察局は通報を受けて現場に急行し、多くの消防車やはしご車を動員して消火作業にあたった。

　午後3時15分ごろに工場の一部が倒壊して、3時45分ごろには一旦火の勢いが弱まったものの、その後、再び炎上し、火災現場からは黒煙がもうもうと立ち昇った。
　
　この火災により、ホーチミン市と東南部地方ドンナイ省から消防車とはしご車が合わせて50台が動員され、消火活動を続けた。今回の火災による人的被害は生じていないが、工場の炎上と倒壊で、テープ生産用の原料や機械設備などが被害を受けた。

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