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[社会]

韓国企業の越進出の一方で学校が飽和状態、屋上を教室に改造も

2019/08/19 06:02 JST更新

(C) trungtamtienghan
(C) trungtamtienghan
 韓国企業によるベトナム進出の活発化と共に、駐在員などの子どもが通う学校が飽和状態となっている。

 ハノイ韓国国際学校の生徒数は現在、定員の2.5倍となる2030人に達している。2012年は420人ほどだった生徒が急増したのは、東南アジアやインドなどとの連携を深める韓国政府の「新南方政策」が開始された2017年で、この時の生徒数は800人に上った。

 学級は40人体制になったほか、特別活動用の教室を屋上に設置したり、廊下の半分を教室に改造するなど苦肉の策が続いているが、増える児童数に対応しきれず現在は入学自体が難しくなっている。

 昨年は小学1年生の定員180人に対し212人が出願。入学試験で不合格となった児童の親が学校側に懇願したため、やむなく事務室を教室に変え全員を受け入れたという。今年から小学生の場合は抽選で、中学生以上は試験で、それぞれ入学を決めている。とくに中学生の試験の競争率は数十対1と狭き門だ。

 飽和状態緩和のため、学校側は第2校舎開設を計画している。グラウンドへの校舎建設を図るも、ベトナム教育訓練省や交通運輸省など多数の政府機関からの許可が必要で、早期の実現は難しい。代案として同校は第2校舎の賃貸ビル内への入居も視野に入れており、現在韓国教育省との協議を進めている。 

[韓国経済新聞 09:28 09/08/2019, S]
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