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[社会]

女優イエン・ケーとHanoia合作の漆器、フランス・ギメ東洋美術館が取得―東南アジア初の現代芸術作品に

2019/08/21 15:08 JST更新

(C) Hanoia
(C) Hanoia
 ベトナムの漆器作品「ボーダーライン(Borderline)」が、フランス・パリのギメ東洋美術館が取得する東南アジア初の現代芸術作品となった。

 「Borderline」は、「夏至」や「青いパパイヤの香り」などの映画を手掛けたフランス越僑のトラン・アン・ユン(チャン・アイン・フン=Tran Anh Hung)監督の妻であり、同監督の作品にも多数出演している女優トラン・ヌー・イエン・ケー(チャン・ヌー・イエン・ケー=Tran Nu Yen Khe)と、高級漆器ブランド「ハノイア(Hanoia)」の合作。

 「ボーダーライン」は、伝統的なベトナムの帽子「ノンラー(Non La、円錐形の葉笠)」をかたどった漆器に花のモチーフが広がり、漆の背景の中に溶け込むようなデザインが特徴。さらに、色鮮やかな赤色とオレンジ色が仏塔の現世的な建築の伝統を思い起こさせるとともに、ベトナム社会のはつらつさをも映し出している。

 トラン・ヌー・イエン・ケーは、これまでの自身のキャリアを通じてインテリアアーキテクチャーおよびデザインと自らの映画への情熱を結びつけることで、数多くの映画で革新的なデザインを手掛けてきた。

 また、ハノイアは「Borderline」に先立つ2016年に、イタリアのバイク・自動車メーカーであるピアジオ(Piaggio)のスクーター「ベスパ(Vespa)」70周年を記念して卵殻細工を施したスクーターのビンテージモデルを発表している。ハノイアは現在、ベトナム全国にベトナムクラフト製品を扱う8店舗を展開している。

 ギメ東洋美術館は1879年に開館した。1945年からはルーヴル美術館の東洋部のコレクション全体がギメ美術館に移され、ルーヴル美術館の東洋部の役割を果たすとともに、アジア以外で最大の東洋美術コレクションを所蔵している。 

[Hanoia 10:08 19/08/2019, A]
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