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[社会]

ホーチミン:サイゴンセンター内で日本人が集団スリ被害、クレカ不正利用も

2020/02/11 03:18 JST更新

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 ホーチミン市1区レロイ(Le Loi)通りにあるショッピングセンター「サイゴンセンター(Saigon Centre)」地下の高級スーパーマーケット店内で1月31日午前、買い物をしていた在住日本人が肩に掛けていたバッグのファスナーを開けられた上、バッグの中から現金やクレジットカード、レジデンスカードなどが入った財布を盗まれた。

 防犯カメラの画像から、犯人グループは女2人と男2人の4人グループで、国籍などは不明。直接盗んだのは1人の女で、他の3人が被害者を囲んで見張りをしていた。

 被害者は気づいてすぐ店側に通報し、同センター内の警備員に一斉指令が出されたが、犯人グループは窃取後間もなく同センターから逃走しており、身柄の確保には至らなかった。

 さらにその後、犯人グループのうち2人の男が盗んだ財布に入っていたクレジットカードを4区の個人経営の小規模携帯電話ショップに持参し、所有者の日本人になりすましてスマートフォン4台を購入した。被害額は約35万円相当に上る。

 犯人グループは続けて別のスポーツ用品店に移動し、同じクレジットカードを使用しようとしたが、幸いセキュリティが掛かったため未遂となった。
 
 在ホーチミン日本国大使館は、犯人グループはかなり手慣れているとみられ、今後も同種の犯行に及ぶ可能性があるとして、カバンを体の前に持つなど常に所持品を確認し油断することのないよう注意を呼び掛けている。 

[2020年2月7日 在ホーチミン日本国総領事館プレスリリース A]
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