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[社会]

第2の故郷のため、新型コロナから回復した米国人女性が血漿提供

2020/08/15 06:05 JST更新

(C) Dan tri
(C) Dan tri
 ベトナムで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染していることが確認されたのちに回復した米国人女性が、血漿を提供するため在住するホーチミン市からハノイ市へ飛んだ。

 女性はベトナムで83人目の感染者となった米国人のケリー・ミシェル・コークさん。ケリーさんがベトナムに携わるようになって7年。ホーチミン市ビンタイン区に住みNGO団体に勤めている。ケリーさんにとって、ベトナムは第2の故郷だ。

 ケリーさんは3月16日に欧州出張から同市に戻ると、新型コロナの検査で陽性反応が出たため、ホーチミン市クチ郡の仮設病院に隔離された。50歳ながらも幸い症状は軽く、医療従事者の手厚いサポートを受け、無事に回復した。

 ケリーさんは保健省が新型コロナ治療計画の第4次改定版で、感染症から回復した人から採取した血漿を重症者に使用することを認めたという情報を得ると、ハノイ行き便の航空券を予約し、中央熱帯病病院へ向かった。第2の故郷で自分を助けてくれたベトナムの医療従事者や新型コロナ感染者の役に立てればと、すぐに血漿の提供を決めたという。

 中央熱帯病病院によると、血漿の提供を呼び掛けてから現在までに17人の志願者が集まり、このうち9人が血漿の提供にかかる診察や各種感染症の検査を受けている。また、既に2人の回復者の血漿採取と選定作業が行われている。 

[Dan Tri 13:57 12/08/2020 T]
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