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[社会]

カンボジアから19回も麻薬密輸した女、控訴審も死刑判決

2020/10/26 14:57 JST更新

(C) tuoitre
(C) tuoitre
 ホーチミン市人民裁判所は23日、麻薬の違法密輸の罪に問われていたグエン・タイン・ゴック被告(女・29歳、南部メコンデルタ地方ロンアン省出身)の裁判で、一審の判決を支持して死刑判決を下した。

 カンボジアとの国境を面するロンアン省のミークイタイ(My Quy Tay)国境検問所は2019年2月27日、ベトナムに入国しようとしたゴック被告のバイクの中から錠剤型の麻薬3966錠(重量1.5kg)、ケタミン997.32g、メタンフェタミン約2kgを発見。

 捜査を進める中、ゴック被告はズオン・ゴック・ニュー・フイン(女・33歳、ホーチミン市ビンタイン区在住)に雇われて、スバイリエン州(カンボジア)からロンアン省ドゥックフエ郡(huyen Duc Hue)まで麻薬を運び、レ・ホアン・ブー(男・41歳、ホーチミン市フーニュアン区在住)に渡すよう指示されたが、その途中で捕まったと供述。

 同被告は同様の手口で2018年11月から逮捕されるまでに計19回も麻薬の違法密輸を行っており、報酬として計1億8200万VND(約82万7000円)を受け取っていた。受け取った金は借金返済や生活費に充てていたという。

 これに先立ち、ロンアン省人民裁判所は2020年7月10日、同被告に死刑判決を言い渡していた。同被告は罪状を全面的に認めながらも、減刑を求めて控訴したが、ホーチミン市裁判所は、密輸した麻薬が大量だったこと、密輸の回数が多かったことから、一審の判決が妥当と判断して控訴棄却の判決を下した。 

[Tuoitre 23/10/2020 12:50 GMT+7 U]
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