ベトナム原産の小型ブタ、クローン作成に成功　畜産研究所 [社会]

　農業農村開発省が14日に発表したところによると、同省傘下の畜産研究所はこのほど、ベトナム原産の小型ブタ「ポットベリー・ピッグ」の体細胞核移植によるクローン個体の作成に成功した。

　畜産研究所は2017年7月に「ポットベリー・ピッグの体細胞核移植によるクローン個体作成」の研究に着手し、4年近くを経て成功に漕ぎ着けた。畜産研究所の開発した技術により、10日にポットベリー・ピッグ4頭が無事誕生した。

　ポットベリー・ピッグは毛や皮膚が黒く、「太鼓腹(Pot-bellied)」を特徴とするベトナム原産の世界最小のブタ。経済効率が低いため、飼育が少なく絶滅の危機に晒されている。

　畜産研究所がポットベリー・ピッグの体細胞核移植によるクローン個体の作成に成功したことは、希少動物種や固有種の保存に大きな意義を持つとみられる。

このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

ベトナム原産の小型ブタ、クローン作成に成功 畜産研究所

ベトナム原産の小型ブタ、クローン作成に成功　畜産研究所